8月23日(土)・24日(日)、グランメッセ熊本(益城町)で開催された『青少年のための科学の祭典 熊本大会2025』に、学校法人熊本学園として出展しました。この催しは、公益財団法人日本科学技術振興財団が1998年から開催しているもので、「科学のおもしろさ」を子どもたちに体験してもらい、科学への興味や探求心を育むことを目的としています。
3回目の出展となる今年は「キャンパス発!ひらめきパズル -ジグソー&ブレインゲームズ-」と題し、ジグソーパズルや反応速度ゲームなどをパソコンで体験できるブースを展開しました。2日間で多くの小学生と保護者が訪れ、ゲームを通じて楽しみながら学ぶ姿が見られました。
本学園のブースでは、学生団体である「Connect」の学生を中心に7名が協力しました。丸内敏也さん(商学科4年)は、「普段、子どもと接する機会はあまりありませんが、子どもたちから『楽しかった』『ありがとう』と声をかけてもらい、笑顔を見られたことが何より嬉しかったです。一緒に活動した後輩たちも積極的に動いてくれて、とても頼もしく感じました」と話しました。萩平玲輝さん(英米学科1年)は、「このような大規模なイベントに携わることができ、貴重な経験となりました。パソコン操作に不慣れな小学生も、マウスの使い方を覚えながら集中してゲームに取り組んでいた姿が印象に残りました」と振り返りました。
ゲーム制作を担当した境章名誉教授は、「子どもたちが真剣に取り組み、パズルが完成すると笑顔を見せてくれたことに、アプリケーションが役立っていると実感しました」と述べ、「今後は、ゲーム中に音を出したり、終了時に花火が上がる演出を加えるなど、達成感を感じられる工夫をしたい。今回はジグソーパズルが人気でしたが、熟語合わせなど難易度の高いゲームにも挑戦してもらいたいです」と今後の展望を語りました。また、高齢者向けに開発中の会話アプリ『猫と楽しくおしゃべりしましょう』についても紹介し、「このアプリは認知症予防として評価されており、多言語対応で言語学習にも活用できます。若い人たちにもぜひ使ってもらいたい」と話しました。