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2019.11.08 全学科
前学校法人熊本学園理事長 岩野茂道氏が旭日中綬章を受章

 11月3日(日・祝)、令和元年秋の叙勲が発表され、前学校法人熊本学園理事長 岩野茂道氏が旭日中綬章を受章しました。長きにわたり日本の高等教育の発展と私学振興に寄与した功績が評価されての受章で、叙勲勲章伝達式および拝謁は、12月13日(金)に東京都で行われる予定です。

 岩野氏は、昭和6年生まれの88歳。昭和38年に本学の前身である熊本商科大学(平成6年4月に熊本学園大学に名称変更)に着任後、熊本商科大学・熊本短期大学第二部長、海外事情研究所長、経済学部長を歴任。昭和63年8月から平成8年7月まで熊本商科大学(現熊本学園大学)学長、平成22年8月から平成27年11月まで学校法人熊本学園理事長を務め、現在は、熊本学園大学名誉教授。

 明確なビジョンとリーダーシップで、学長在任中の平成6年4月には、改組転換による学部の新設、熊本学園大学への大学名変更など、九州屈指の文系総合大学としての基礎を確立。理事長在任中には、付属中学の設置や創立70周年記念行事の実施、財政基盤の安定化を図るなど、学園の発展に貢献しました。研究活動においては、九州を代表する国際金融論の研究者として業績をあげ、ユーロダラー市場に関する先駆的研究で知られています。

 このほか、日本私立大学協会の理事・評議員、熊本県や熊本市ではさまざまな委員を務めるなど、学識経験者として地域社会に与えた影響も大きく、その功績が認められました。
 

※写真は平成22(2010)年8月撮影