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2023.06.12 全学科
学園創立80周年を祝う-記念式典・講演会・祝賀会を挙行-

 5月30日(火)、学校法人熊本学園創立80周年記念式典・講演会・祝賀会を熊本ホテルキャッスル(熊本市中央区)で行い、文部科学大臣代理のほか、官公庁、海外の姉妹大学等からの来賓をはじめ、教育関係者や企業、学園関係者など約380名が出席しました。

 式典は、学園創立80周年記念に制作された動画の上映から始まり、付属高等学校・中学校吹奏楽部が学園歌の演奏と合唱を行いました。司会・進行は付属高等学校放送部の山﨑南さん(3年)、松本沙也さん(同)が担当。目黒純一理事長は式辞で「人口の急減により、学校法人の経営と運営には苦しい時代が到来している。人口減少期の地方の教育機関としての在り方を確立すべく、果敢に取り組まねばならない。厳しい経営環境を打破するために必要なのは、先達への感謝の心と学校への愛情である」と述べました。文部科学大臣代理として滝波泰私学行政課長、日本私立大学協会会長代理として小出秀文常務理事、熊本県知事代理として中村誠希総務私学局長、大西一史熊本市長、姉妹校から南相豪大田大学校総長が祝辞を述べ、続いて来賓者、交流協定校からの出席者が紹介されました。最後に、中国の姉妹校・深圳大学前学長の李清泉氏からのビデオメッセージ、アメリカのモンタナ州立大学学長のワデッド・クルザード氏からのメッセージが紹介されました。

 記念講演会では、HITOYOSHI株式会社代表取締役社長の吉國武氏が「日本のモノ創りの精神と技術を世界へ」と題して講演。同社が世界基準の服作りを日本で実現するために挑戦してきた歩みや、サスティナビリティを重視したファッション業界の転換、本学の卒業生が同社で活躍している様子などが紹介されました。吉國氏は、「学業も商業も同じで、若い人たちが熊本や日本で、そしてグローバルに活躍するためには焦らず、着実な変化を繰り返して成長していくことが重要」と述べました。

 その後行われた祝賀会は大学吹奏楽部による祝賀演奏で華々しく開会し、細江守紀学長が「教育プログラム、教育体制、教育環境の充実により、信頼され期待される熊本学園であり続けるよう努力していく」と挨拶。同窓会志文会会長住永豊武氏の発声で乾杯すると、参加者は思い出や互いの近況を語り合い会場は大いに賑わいました。大学チアダンス部の軽快なリズムに合わせた華やかな踊りやリーダー部による力強い応援団演武が披露され、会場から大きな拍手と歓声が上りました。最後に応援団の演武に合わせて会場全体で学生歌を斉唱し、盛況裡に閉会しました。